「それでも 彼らの叫びを聞いたとき 主は彼らの苦しみに目を留められた」詩篇 106篇44節
106篇は、エジプトを出てカナンへの旅を始めたイスラエルの人々の荒野での生活を記します。
それは主に背き、主に逆らい、カナンの地に希望を置いて歩むのではなくエジプトを慕い、罪をおこなう旅でした。
エジプトを慕うのは、神のことばに従うのではなく、この世の欲望に心を魅かれて罪の生活を続けることです。
彼らは、エジプトを脱出したのではなく、主によって連れ出された、すなわち、罪から救い出されたことを忘れた人たちが多かったのです。
幾つもの具体的な罪がここには記されていました。
一つひとつがとても恐ろしい罪であり、主を悲しませるような罪です。
荒野でさばかれた者もいますが、すべての人が滅ぼされたのではありませんでした。
主のあわれみは深いのです。
そして主は、彼らが悔い改めて主に助けを求めて叫んだとき。
御手を伸ばして救い出してくださるのです。
叫びを聞いた主は、彼らの過去の罪を思い起こすのではなく。
彼らの苦しみに目を留めてくださるのです。
やはり、どこまでも主はあわれみ深いのです。
私たちは、主の恵みとあわれみに甘えるのではなく、悔い改めを友として主を慕い続けて歩みたい。
主はいつでも私の声を聞いてくださるから。
シャローム