「イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。」マタイの福音書 14章27節

湖の上で向かい風に悩まされていた弟子たちでした。
進むことも戻ることもできない八方塞がりの状況です。
その時、湖の上を歩くイエス様を見て、イエス様だと気がつかないで幽霊だと思って恐れ、叫んだのです。
本当ならば、イエス様を見つけて安心するはずが、そうとは気がつかないでさらに恐れてしまったのです。
助けを求めるのではなく、恐れてしまい叫んだのです。

私たちは、自分の力で解決できないような問題に当たったときに、見るべきものを見失い、信仰も忘れて、ただただ恐れ不安を声に出してしまうことがあります。
叫べば余計に恐ろしくなってしまうのです。

そんな弱い私を、いつもイエス様の方が見つけてくださり、声を掛けてくださる。
恐れなくて良いと声を掛け。
不安な心ではなく、イエス様への信仰の心で見るようにと、しっかりしなさいと励ましてくださる。

私がイエス様を見失い恐れても、イエス様は私を見失わない。
問題ばかりを見ないで、イエス様の声を聞くことに心を向けたい。
恐れを叫ぶと、イエス様の声を自分でかき消してしまいます。
イエス様の声とイエス様の助けは、いつも私の近くにあります。

シャローム