「わたしは、あのベテルの神だ。あなたはそこで、石の柱に油注ぎをし、わたしに誓願を立てた。さあ立って、この土地を出て、あなたの生れた国に帰りなさい。」創世記 31章13節 (2017新改訳)
伯父ラバンがヤコブに対して不誠実な態度を取り、ヤコブの報酬を誤魔化すようなことを繰り返すようになったとき、ヤコブは二人の妻たちを連れて故郷に戻ることを計画します。
そのとき、神の使いがヤコブに現れて、彼を励まし、立ち上がって国へ帰るようにと、主のことばを伝えてくれるのです。
信頼していた伯父に裏切られて苦しい思いをしているヤコブのことを主は知っていてくださったのです。
12節で主は、ヤコブが正しいことをしてきたことを知っていると語られます。
そして国へ帰るように語ってくださるのです。
それは、28章15節で、傷心のヤコブが夜、眠ったときに主のことばを聞いた、あの約束の通りに、主はヤコブを決して見捨てないで、国へ帰らせてくださるという約束の成就です。
主は、この20年間もずっとヤコブとともにいてくださり、ヤコブを守り、ヤコブに恵みを与えてくださったのです。彼の群れが多くなり、ヤギも多くなったのは、主の恵みが注がれていたと言うことなのです。
主を信じる人は、11節のように、主の声には「はい」と、即座に、素直に応答し。
13節にあるように、立ち上がって、主のことばに従って歩き出すことが大切です。
主は、わたしが気がつかないときでも、いつも私とともにいてくださり、私を守り、私に恵みを与えてくださってきた方なのです。
主が、語られたこと、約束してくださったことは、必ず実現します。
たとえ私が苦しいところを通ったとしても、主の恵みはなくなりません。
はい、と答え。立ち上がって歩き出す信仰の行動をいつも私は持ちたい。
シャローム