「今、あなたがたは心とたましいを傾けて、あなたがたの神、主を求めよ。立ち上がって、神である主の聖所を建て上げ、主の御名のために建てられる宮に、主の契約の箱と神の聖なる用具を運び入れよ。」歴代誌 第1 22章19節 (2017新改訳)

ダビデが、ソロモンに神、主の宮を建てるように命じます。
また、民にもソロモンを助けて、宮を建てるように命じます。
神、主の宮を建てることは、ダビデの願いでもありましたが、主が、ダビデに向かって語り、ダビデは建ててはならないと命じました。
そしてダビデの子であるソロモンが建てるように命じたのです。

ダビデは、すべてのことをソロモンに語り、素晴らしい宮を建てるように命じます。

しかし、ダビデは一番大切なことをソロモンと民に、しっかり語ります。
建物だけ立派なものを建てても意味が無いことを教えるのです。
心とたましいを傾けて、神、主を求めることが、一番大切なのです。

主を求め、主を愛し、主のことばに聞き従う生き方をして、そこから立ち上がって、宮を建て上げるのです。
ダビデやソロモン王の栄誉のために建てるのではありません。
主を求め、主を愛し、主に従うから建てるのです。

そのような視点で見るならば、私たちの現在の教会はソロモンの神殿のように立派ではなくても、その価値と意味は等しく同じです。
私たちも、神、主を求めて、心とたましいを傾けて教会を、目には見えないけれども教会を建て上げているのです。
シャローム