「まことに、わたしはあなたの傷を治し、 あなたの打ち傷を癒す。 ー主のことばー まことに、あなたは「捨てられた女」、 「尋ねる者のないシオン」と呼ばれた。」エレミヤ書 30章17節

30章は、主が周辺国に対しては、主の前に彼らが悔い改めないのであれば、最終的に滅ぼすことを示されます。
たとえ、一時期には主がユダをさばき懲らしめるために用いたとしても、彼ら自身の罪を主はさばかれるのです。
そしてその時、周辺国は滅ぼされていなくなります。

しかし、ユダは違うのです。
シオンを愛された主は、ユダの罪を放ってはおかれません。
厳しく、本当に厳しく懲らしめます。
しかし、滅ぼさないと言われます。

ここ17節でシオンを尋ねる者のいない町だと表現されます。
それは捨てられた女に通じることばであり、重ねて表現しているのです。
神に見捨てられた民、都であるという意味です。

そのさばきは厳しく、長い期間をさばきの中に過ごします。
けれども、主は見捨てないで、回復してくださるのです。
まことにと、主は言われます。
主の確かな約束なのです。
主ご自身が、ユダをシオンを、治し、癒してくださるのです。

滅びと懲らしめ、似たような苦しみを通ったとしても、そのさばきは最初から違うのです。
主のことばを聞いて、一刻も早く悔い改めて、主の癒されていくことを待つのです。

人々が、神に見捨てられたのだと言っても、主は見捨てないと語ってくださっています。
主の声に聞き、主に期待して、歩み続けたい。

シャローム