「主の感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。 その恵みはとこしえまで。」詩篇 118篇1節
118篇は、主の恵みに感謝を表す定例文です。礼拝でも歌ったのではないでしょうか。
続く2節から4節では、イスラエル人に向って「言え」と、促し命じています。
「主の恵みはとこしえまで」そのように歌うことを、感謝の心を表すように命じるです。
もちろん、命じられなければ感謝しないから、命じるというのではありません。
詩人も、他のイスラエル人も、主を信じる人はみんな主に感謝するのです。
ここで言う恵みは、主が約束を与えてくださった恵みと言うことです。
正当な報酬でもなければ、条件の付く取引でもありません。
主から私たちへ届く、一方的な恵みなのです。
私たちは受け取るだけなのです。
主が約束をしてくださった恵みは豊かで絶えることがありません。
その恵みを知っている者、味わった人はみんな感謝の声を上げるのです。
この声を上げることがどれほど大切であり、また、声を上げる本人にとってどれほど大切なことか。
詩人は、この詩のさいごの29節で、もう一度、この1節と全く同じ声を上げるのです。
詩人がどれほど深く感謝しているのかが分かります。
主の恵みがどれほど深く大きいかが分かるのです。
そしてその恵みはとこしえに変わることはありません。
「主の感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。 その恵みはとこしえまで。」
この声を上げられることは本当に大きな喜びなのです。
シャローム