「この命令は神の目に悪しきことであった。神はイスラエルを打たれた。」歴代誌 第1 21章7節 (2017新改訳)

命令とは、人口調査をダビデが命じたことです・
ダビデはサタンにそそのかされて、イスラエルの人口を数えさせました。
国が豊かになり、人口が増えるのは、主の恵みなのです。人口調査をするのではなく、ダビデと民は主を賛美するべきでした。
ヨアブが、人口調査をしないようにと、進言しましたが聞き入れませんでした。
同じ主を信じる人の助言を聞かないのは、正しい信仰の姿ではありません。
また、ヨアブも最後までダビデではなく主に従い通して、ダビデを止めるべきでした。そうすれば主の助けがヨアブにあったはずです。

しかし人口調査はおこなわれて、主のみ心を損ないました。
主は、ダビデではなく、イスラエルを打たれました。
イスラエルの国と信仰の代表としてのダビデの罪を、イスラエルに向けられたのです。
ダビデは、自分の罪に気がつきます。

この後、ダビデは悲しみに沈みます。
主は、民が苦しむのをご覧になり、御使いにさばきを止めて、剣を収めるように命じます。27節。
主は、このような時でもあわれみの心を優先してくださって、助けてくださるのです。

私たちは、困難に遭うと、耐えなければと考えます。
しかしその時、私たちが罪を悔い改めて、主に立ち帰るように、主が忍耐しておられるのです。
主は、さばきよりも赦しを与えようと、待っておられます。
私たちは、神の目にどう映るのかをいつも思い巡らせ、祈らなければいけないのです。
そうでないと、悪しき思いにそそのかされてしまう危険があるのです。
主への賛美と祈り、主に委ねることが私に必要なことです。
シャローム