「あなたを憎んでいる者のろばが、重い荷の下敷きになっているのを見た場合、それを見過ごしにせず、必ず彼と一緒に起こしてやらなければならない。」出エジプト記 23章5節 (2017新改訳)

今朝、23章を読み、最初に強く心に留まったのはこの5節の言葉でした。
「見過ごしてはならない」
新約聖書、ルカの福音書10章30節からの箇所で、イエス様によって語られた良きサマリア人のお話しを思い起こします。
そしてこの節からは、他の二つの言葉も組み合わさって、迫ってきます。
「あなたを憎んでいる者」「彼と一緒に」

主は、主に愛されていることを信じている人は、神を愛し隣人を愛するように教え、命じます。
見過ごすなとは、愛を捨てるなということでもあるでしょう。
でも、その愛するべき相手は、ここでは自分を憎んでいる人なのです。
知らない振りをして見過ごさないばかりか、憎まれているのに、その相手と一緒に、彼のために手助けをするのです。
これはかなり難しい、いや、相当に難しい行いです。行動です。

ないよりもまず、最初に心に留まった見過ごすなということが、大切なのだと教えられます。
見過ごすことは簡単なのです。
しかし、見過ごさなかったら、その先には愛をもって犠牲を払う時が来ます。
でもそれは主が私に託した業なのです。
もし、私が見過ごしたら、主が来られるのでしょう。そのとき、私は恥じ入るだけで済むでしょうか。

愛をもって見る目を持ちたいと思います。
シャローム