「「神のみこころなら、またあなたがたのところに戻って来ます」と言って別れを告げ、エペソから船出した。」使徒の働き 18章21節
パウロはコリントで宣教の働きをして、続いて移動したエペソでもイエスのことを語り、証ししました。
エペソでは、迫害を受けることもなく宣教の働きは順調でした。
パウロが次の町へ行き、次の働きのために出発をしようとした時に、人々はパウロを引き止めます。
もっと長い期間をパウロと過ごし、交わりを深めたいと言う希望があったからです。
訴えられたり、迫害されることもなかったエペソの町は、居心地の良い場所であり、宣教の働きをするのにも良い場所だと言えます。
しかし引き止められたパウロは、それを聞き入れないで出発するのです。
それはパウロが、神のみこころを一番に優先するからです。
自分の心地よいことを求めるのではなく、働きがしやすいことを望むのでもなく、神が、パウロに期待し、パウロを遣わそうとする場所、働きを祈り求めていくのです。
神さまのみこころを求めて歩む時、神さまは報いてくださり、大きな恵みを与えてくださいます。
そのことを信じて歩むならば、エペソの人と再び会い、豊かな交わりを深める機会も与えられるのです。
自分の望み通りにだけ歩む生き方と、神のみこころを求めて歩む生き方とどちらが私に祝福と平安を与えてくれるでしょうか。
神のみこころを求めて、神に期待して歩んでいきたいと思います。
シャローム