「こうして、主の契約の箱はダビデの町に入った。サウルの娘ミカルは窓から見下ろしていたが、ダビデ王が飛び跳ねて喜び踊っているのを見て、心の中で彼を蔑んだ。」歴代誌 第1 15章29節 (2017新改訳)
ダビデは主の律法に従い、レビ人を揃えて神の箱を運び入れます。
一度目は失敗したのですが、今回は主のことばに従い仕える姿勢で、神の箱を迎え入れます。
そして喜び踊ります。
全イスラエルも歓声を上げて、音楽を奏でて、主を賛美し喜んだのです。28節。
ただ一人、ダビデの妻となっていたサウルの娘のミカルだけは、喜び踊ることもなく、窓から見下ろして、喜び踊るダビデ王を蔑んだのです。
道に出て、神の箱を喜び迎えていないことで、既にミカルの主への信仰の姿勢が間違っていることが分かります。
主が何を喜ばれるのか。この場合は神の箱を迎え入れることを、神ご自身が助けてくださっています。ダビデの行ないを喜ばれているのです。
しかしその喜びは、ミカルの期待し、喜べる内容ではなかったのでしょう。
ですから、部屋から出ることもなく、窓から見下ろすのです。
しかし、王服を脱ぎ、全イスラエルの人々と同じ心で喜び踊るダビデを主は祝福します。
ミカルは退けられていくのです。
神を喜ぶ人を、同じ心で喜ぶ人。
神は、その人のことを喜ばれて祝福してくださる。
喜びは主からやって来て、喜びの賛美は主に向かいます。
それを味わえる素直な信仰を持っていたいと思います。
私の喜びではなく、主の喜びを私の喜びとしたいのです。
その喜びの方が、はるかに大きく広く高いのです。
シャローム