「マナセの女の子孫が、男の子孫の間に相続地を受け継いだからである。ギルアデの地はマナセの他の子孫のものとなった。」ヨシュア記 17章6節

神様の祝福とその栄光が現される不思議な出来事だと感じます。
マナセの直系の子孫は女の子だけでした。
当時は、男子の初子が父の後を継ぎ、相続地も得るのです。
ですが、この相続地は主からの恵みです。
女の子しかいないので、相続地がなくなるのは間違っているので、ちゃんと与えて欲しいとの訴えにヨシュアは応えます。
その結果、マナセ族は、より多くの相続地を得て、祝福が大きく広がったのです。

それに対して14節から記されるヨセフ族の相続地を多く求める訴えは退けられます。
ヨセフ族は、マナセ族、エフライム族とに分かれた氏族にも相続地が与えられているという祝福があるのです。
ところが、ヨセフ族は自分たちは人数が多いので、もっと相続地を与えて欲しいと訴えるのです。
するとヨシュアは、人数が多いののであれば、力も強いはずだから、もっと山地も切り開き、所有地にして、主の栄光を現すように命じます。

女の子しかいなかった弱いと見えるマナセは祝福されて、より多くの恵みを受けました。
人数も多くて力が強いはずのヨセフ族は、恵みを増やされるのではなく、その力で主の栄光を現すように命じられます。
弱く小さい者が、たくさんの恵みを主から受けます。
人数や力を誇る者は、既に恵みを受け取っているので、さらに求めるのではなく、主の栄光を現すことこそが恵みとなるのです。

小さいものがたくさん受け、強いものが少なく受けるのです。
主の恵みと祝福は、主の目に公平で愛が豊かなのです。
あなたは今、自分が主からたくさんの恵みを受取っていることを喜んでいますか。

シャローム