「この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手で造られた宮にお住みにはなりません。」使徒の働き 17章24節
アテネの町が偶像で一杯なのを見て、パウロは心に憤りを覚えます。
そして新しい教えや耳慣れていないことに関心のある人たちに向かって主イエスのことを語り、証しするのです。
その町には「知られていない神」に向けた祭壇さえあったのです。
それでパウロは、彼らに未だ知られていない神、真の神について語ったのがこの24節です。
この世界のすべてのものを造った神が存在することを示します。
その神がすべてのものを造ったのですから、人がその手の業を尽くして、その世界でどんなに立派な宮を造ったとしても、神をお入れする器にはなり得ません。
そして、真の神は宮にしろいけにえの供え物にしろ、何かを人の手から受け取らなければ困るようなものは何一つないのです。
この神が存在されているから、この世界のものは、そこにあることができるのです。
立派な宮を造ることや貴重な物を供えることが、神をあがめることにはならないのです。
神のことばを聞くこと、真の神だけを愛することが、神をあがめて従うことになります。
人が手で造った宮に神は住みません。
神が造られた世界に私たちが造られて置かれているのです。
そして私たちは、今も神に支えられて生きるものなのです。
シャローム