「身を低くして 天と地をご覧になる。」詩篇 113篇6節
3節から5節で、神は天と地を造られた創造主であり、空よりもはるかに高い天の御国に住んでおられる方であることを歌います。
そしてこの方をほめたたえよと促すのが、この113篇です。
そして6節になると一転して、この創造主の愛のご性質について告白します。
「天と地をご覧になる。」とは、神の愛が天と地のすべての及んでいること、小さな者をも大切に思い愛する神の姿を「擬人法」で表すのです。
「身を低くして」とは、被造物であるこの世界の物に寄り添って愛してくださっている姿を現しているのです。
特にそれは被造物の中の人に向けて示されています。
神は人を愛して、人を罪から救うために「身を低くして」くださった。
創造主である神が被造物である人となって地上に来てくださるというおこないです。
賛美されるべき最高に高いところにおられる方が、最も低いところに降りてこられて、その愛を実践してくださったことを示します。
ここで言うご覧になるとは、ただ見るだけのことを示していません。
犠牲を払って高いところから低いところへ降りて、愛を実践してくださることです。
貴方の横には、何よりも高く大きな神が、身を低くして寄り添っていてくださるのです。今朝も。
シャローム