「王は民全体に次のように命じた。「この契約の書に記されているとおり、あなたがたの神、主に、過ぎ越しのいけにえを献げよ。」」列王記 第2 23章21節 (2017新改訳)
ヨシヤ王は、主の目にかなったことをおこないました。
王は、ユダからすべての偶像礼拝に関わるものを取り除きました。
それはとても具体的であり、徹底的に行われました。
石の柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒し、そのあった場所を汚れた場所とします。
ありとあらゆる汚れ、偶像を取り除きました。
ただただ主にだけ、心を向けて信仰を明らかにしたのです。
ここ23章は、王の信仰の改革を「偶像を取り除いた」などと、簡単な記述では片づけないのです。
一つ一つのことをこと細かに記して、私たちに迫ります。
主だけを愛し、主のことば、ここでは契約の書に記されていることに従うとは、こういうことであると、迫るのです。
妥協せず、徹底的に主以外の神々に関わるものを具体的に、実際に取り除くのです。
そして最後に王は、主の命じるいけにえを献げて、過ぎ越しの祭りをするのです。
神、主を愛するとはこういうこと名なのだと、教えられるヨシヤ王の姿です。
しかし、それでも主のさばきはユダに与えられます。
罪を重ねて悔い改めないことの恐ろしさと罪の深さを改めて覚えます。
主はあわれみ深い方です。しかしそれに甘えるのではなく、神を一心に愛することを自分のものにしたい。
シャローム