「ダビデの心は激した。主がウザに対して怒りを発せられたからである。その場所は今日までペレツ・ウザと呼ばれている。」歴代誌 第1 13章11節 (2017新改訳)
サムエル記第1、4章で祭司サムエルの息子でありながら、不信仰で愚かな行為を行った二人によって、神の箱は奪われてしましました。
そしてこの時まで、神の箱は他の町に放置されたままでした。
王国を建て上げたダビデは、今こそ、神の箱を戻そうとしました。
4節には、ダビデの計画と思いは「すべての民の目に良いことに思えた」とあります。
しかし、箱を移す途上で、移送に関わっていたウザが、主の怒りを引き起こします。
ウザは主に打たれ、ダビデの心は乱れます。
良いことをしているはずなのに、主の怒りは激しいのです。
ここ11節に記される主の怒りは「怒りを破裂させる」と、表現されるほど激しく厳しいものでした。
民の目に良くても、ダビデの目に良くても、主の目の前に正しく、愛をもって主に従っているのかが問われます。
王国が安定し始めて、ダビデは早急にことを進めたのです。
それは間違いであり、主に伺いを立て、レビ人の祭司を立てて行うべきでした。
主は、形ではなく心を見られるのです。
民の目には良いことと、言う表現と、主が怒りを発せられたと言う、表現の対比が、私の心に突き刺さります。
主の激しい怒りは、そのまま激しくダビデをそして私を愛してくださっていることを現します。
それなので、私たちは主への愛をもって従うべきなのです。
人の目に良いことではなく、主が良いとされることを慌てずに求めていきたい。
シャローム