「その人は悪い知らせを恐れず 主に信頼して 心は揺るがない。」詩篇 112篇7節

主を信じて生きる人の姿を示しています。
ここで言う「悪い知らせ」とは、報告、手紙と言ったことに限るのではなく、日々の生活の中に起こる苦難や問題を指しています。
続く8節には「自分の敵」と言うことばもありますから、信仰者を非難、攻撃する敵対する人からの悪い行ないも「悪い知らせ」は含んでいるのでしょう。
すなわち日々の中で、その人の思い通りにはならない出来事、それも好ましくない悪い出来事が起きたときのことを言うのです。
避けきれなかった悪い知らせを受け取っても、その人は、主に信頼して、変わらず歩むのです。
決して自分の力だけで解決しようとするのではなく。
昨日と変わらず主に信頼にして歩むことで、悪い出来事を乗り切るのです。
解決して進み、その心は揺るがないのです。
8節では「平然と見る」とありますから、冷静に受け止めて、主に委ねることができるのです。

どのような悪い知らせが届いても、それに振り回され、心が乱されるのではなく。
主に委ね、主の解決と慰めを待って歩めるのです。

悪い知らせ、悪い出来事を解決する方法を求めるのではなく、常に主を求めて生きるのです。
それが平安を得て、平和を作り出していく信仰者の生き方になります。
シャローム