「パウロがこの幻を見たとき、私たちはただちにマケドニアに渡ることにした。彼らに福音を宣べ伝えるために、神が私たちを召しておられるのだと確信したからである。」使徒の働き 16章10節
ここに「私たち」とあります。パウロと著者のルカたちのことです。
ルカはこうしてパウロと実際に宣教の旅をしながら記録を残し、こうして使徒の働きを書いてくれたのです。
ここ16章から、新しい地方での宣教が始まります。
7節で、イエスの御霊によって、ビティニアへ行くことを禁じられます。
8節では、その結果目的地を変えてトロアスへ移動します。
9節で、マケドニア人が、夜、パウロに幻を通して、援助を懇願します。
10節になると、パウロは、自分たちが次に進むべき道、すべき働きを確信して、動き始めるのです。
行ったことがない地方へ、会ったことがない人たちへ、イエスさまの福音を伝えるために、確信を持って動くのです。
ここまでの一つ一つのことが、まるでパズルのピースがピッタリはまるように、確信となり、マケドニア宣教と言う新しい働きに仕えるのです。
主は、私たちの働きをとどめることがあります。方向を変えさせることがあります。
私たちはそのときには、戸惑います。
しかし、主には、その先に私たちに良い働きを恵みを備えていてくださるのです。
禁じられることがあっても、事が上手く進まないことが続いたとしても、いつも主に向かって賛美し、祈り、主のことばを待ち続けるならば、私たちには新しい道が開くときがあります。
そして主イエスとの深い交流をする人は、そのときを、主の声を逃すことはないのです。
そして確信して動くことができます。
今日も主イエスに期待して、一日を始めたい。
シャローム