「ダビデはますます大いなる者となり、万軍の主が彼とともにおられた。」歴代誌 第1 11章9節 (2017新改訳)
ダビデが、サウルに代わってイスラエルの王となった時のことを記します。
8節までは、ダビデがシオンの要害を攻め取り、イスラエルを安定させた時のことを記します。
そこには人々の支持もあったことが記されます。
10節からは、主にダビデとともに戦った勇士たちの名前が記されます。
ここに名前の記される勇士たちは、ダビデがサウル王に追われていた時にも、ダビデを信頼して付き従い活躍した人たちも多いのです。
ここにまとめられている名前を見ると、その背後に幾つもの活躍があったことがわかります。
そしてダビデはますます大いなる者となって、イスラエルを安定させたのです。
しかしもっとも大切なことは、万軍の主がダビデとともにおられたことです。
2,3節を読んでも、人々がダビデとともに主がおられたことを知っていた様子が記されます。
ダビデとともに主がともにおられたこと。
そしてそれは、ダビデがいつも主を一番にして行動していたことに現れていたのです。
それ故、勇士たちを初めとした人々は、ダビデが苦しい時も、彼を見捨てず、彼とともに戦い抜いたのです。
主は、私たちを愛して私たちとともにいてくださいます。
しかし、私たちが苦しい時、悲しむ時も、それを疑わずにダビデのように主を一番にして行動できるのかが問われるのです。
主の姿は、人には見えません。
しかし、主がともにいてくださることを信じて、聞き従う信仰者の姿は見えるのです。
ダビデは、この中の誰よりも勇士です。主の勇士なのです。
主に信頼して従える人が、主の勇士です。その人とともに主はおられる。
シャローム