「ユダ部族の諸氏族の相続地は次のとおりである。」ヨシュア記 15章20節

町の名前があげられています。
そして、32節には「二十九の町」とありますが、実際に記されている町の数は36です。
36節には「十四の町」とありますが、ここには15の町が記されています。
この差が何を意味するのかはよく分かりません。
いい加減な数と名前を書き記したのではないことは確かですが、違いについては分かりません。

それでも明確に言えることがあります。
一つひとつの町を、主が相続地としてユダ部族に、イスラエルの子らに与えてくださったということ。
その恵みを忘れないように、聖書はしっかりとそのことを記して、子、孫、その子らに伝えたということです。
そして、15章の最後には、エルサレムに住んでいたエブス人を完全には追い払えなかったことを記しています。

主の約束と恵みの完全さと、人の行う業の不完全さを教えてくれると思います。
不完全で足りないことの多い私たちを、主は愛して恵みを与えてくださるのです。
そのことを忘れないようにしたい。町の名前とともに覚えておきたい。

主の恵みは確かであり、大きい。

シャローム