「いつもは彼らが民をさばくのです。大きな事件のときは、すべてあなたのところに持って来させ、小さな事件はみな、彼らにさばかせて、あなたの重荷を軽くしなさい。こうして彼らはあなたとともに重荷を負うのです。」出エジプト記 18章22節 (2017新改訳)

しゅうとのイテロがモーセを訪ねて来ます。
イテロは、モーセが民の間に起きるすべてのことをさばき、神の前に持って行く方法が間違っていることを教えます。
その方法では、双方が疲れてしまうのです。

イテロは、民の中から神を恐れる、力ある人、不正の利を憎む誠実な人を、民の指導者として立てて、モーセを補佐するように助言します。21節。
イテロの助言から、大切なことを二つ教えられます。

1.民の指導者となる人は、ただ能力が高い人では駄目なのです。
不正の利を憎む誠実な人と、言葉を重ねて神と人の前に誠実な人であることが、その資質であると教えます。
不正を憎むほどの誠実さが求められるのです。
そして、その人はなによりも、神を恐れる人でなければいけないのです。
神を愛し、神を信じ、神に敬意を持って畏れる人です。

2.重荷をともに負う人です。
仕事の分担ではないのです。
信仰者は、ともに主に仕え、主の使命にともに生きる同労者となるのです。
同じ心で、同じ重荷を負って主を愛して仕える人が、信仰者の群れには必要なのです。
そこに喜びがあります。
そして私たちは、そのような人、モーセと重荷をともに負える人となっていくことを、求めましょう。

まず今日は、ともに心を一つにして主を礼拝し、砕かれたこころと悔いたたましいをささげていきましょう。
シャローム