「わたしは近くにいれば、神なのか。 ー主のことばー 遠くにいれば、神ではないのか。」エレミヤ書 23章23節

ここ23章では、人々に自分勝手な幻を語り、それを神のことばだと言って、人々を惑わす偽預言者へんぼ厳しいことばがあります。
同時に、主のことばを正しく聞いて、悪い行いから立ち返ることのない民への厳しいことばもあります。

神、主は、主のことばを正しく聞いて伝える預言者を遣わします。その預言者を祝福してくれます。
しかし民は本物の預言者のことば、エレミヤのことばを聞こうとしません。
民は、自分にとって分かりやすい偶像の神々、人の手で作られて、生活の中に入り込み、置かれている神々を愛しています。

近くにあって、目に見える形を刻まれた偶像の神々を喜んで受け入れている民を、ここで主は厳しいことばで叱責するのです。
真の神は、目に見える像に刻むことができなくても、私たちの近くにおられます。
しかし、真の神は、私たちとは全く違う存在ですから、私たちから遠く離れた方でもあるのです。
それが真の神、主なのです。

私たちが自分にとって受け入れやすい神々とその像は、真の神、主に取って変わることはできません。
神は、この方お一人だけです。
その方のことばを聞くことから、私は神が近くにいてくださることを知ることができます。

シャローム