「神に愛されている兄弟たち、私たちは、あなたがたが神に選ばれていることを知っています。」テサロニケ人への手紙 第一 1章4節
テサロニケの教会にパウロが送った第一の手紙です。
パウロは手紙の冒頭から感謝を伝えています。
テサロニケの教会がパウロのことをずっと支えてくれていたからです。
祈りと献金と献げ物を通してパウロの働きを支えてくれた人たちなのです。
その結果、テサロニケの教会から、イエス様の福音が広がりました。
多くのキリスト者がテサロニケの教会を模範にしたので、ますます福音が広がりました。
パウロの感謝は留まることがありません。
感謝して喜んでいます。
しかし、パウロの感謝と喜びは、テサロニケの人たちが自分の支えてくれたからというのではないのです。
彼らが、福音を信じて真のイエス様の弟子となっていることです。
そして、それは彼らが、神に愛されている兄弟たちだからです。
それはまた、彼らが、神に選ばれている人だからです。
他の教会の模範となったからではなく、パウロを支えたからではなく、神が彼らを選び、愛しているのです。
それをパウロは知っていることを喜んでいます。
ですから、テサロニケの人々も、もう一度、自分が神に際され、選ばれていることを喜び、感謝して欲しいとパウロは記すのです。
神様の愛と、選びから私たちの感謝の日々が始まっています。
その喜びと感謝は、パウロのようにたとえ無実の罪で投獄されたとしてもなくなりません。
互いにそのことを知っていることも、また感謝の心が増していくのです。
シャローム