「しかし、ユダの長子エルは主の目に悪しき者であったので、主は彼を殺された。」創世記 38章7節 (2017新改訳)
ヤコブの息子たちの細かな生活について、聖書は詳しく語りません。
39章からは、ヤコブの後継者として主の契約を受け継ぐことになるヨセフのエジプトでの生活が記されることになりますが、その前に1章だけヤコブの他の息子の内からユダのことが記されます。
残念なことにその内容は、ユダとその息子たちの主に対する姿勢、信仰が悪しきものであることを暴く内容です。
長子のエルは、悪しき者と言われて、主のさばきを受けて殺されます。主によって殺されるのです。
続いて、次男のオナンも主によって殺されるのです。
聖書は、二人を悪しき者であったと、示します。
そしてまた、ユダも主にのみ信頼することがなく、祈ることもなく、罪をおこないます。
しかしユダは、その罪を息子の嫁であるタマルの身を挺した抗議と罪の指摘によって、悔い改めることになります。
このユダが、この後、エジプトでヨセフと再会するときには、よい行動を取るのです。
ここ38章で、罪を指摘されて、恥ずかしい思いをして、そこから悔い改めたことがユダを変えるのです。
主はあわれみ深く、恵み豊かな方です。
私たちは、その主の前に「悪しき者」となるか「悔い改める者」になるかが問われます。
主のことばは、いつも私たちに届いているのです。
そのことばに答えて、私たちは、どちらか一方の者になるのです。
寛容で忍耐深い主が待っておられるのです。
応答し、主をほめたたえていきましょう。
シャローム