「たちまち私は御霊に捕らえられた。すると見よ。天に御座があり、その御座に着いている方がおられた。」 ヨハネの黙示録 4章2節
4章は不思議な出来事を記し、そこには私たちが住む地上には存在しない生き物までが登場します。
前にも後ろも目で満ちた四つの生き物(6節)とは、いったいどんな生き物なのでしょうか。
ケルビムだと、理解する人たちもいます。
また、天の御座の様子も、私たちの知っている物とは比較することもできないし、想像するのも難しいです。
それをヨハネは目撃し、書きとめたのです。
ここに「御霊に捕らえられた」と、あります。1章10節にも同じ表現があります。
ヨハネが、自分で想像をしたり、夢心地であったと、言うことではないのです。
主の御霊が、ヨハネを導き、この様子を特別に見せてくれたのです。
しかし、その意味を私たちが正しく、完全に知り、理解することは難しいでしょう。
それでも確かなことがあります。
ケルビムか御使いか、それとも他の何かがあったとしても、確かなことがあります。
それは11節に告白される通り「栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方」がただ一人おられると言うこと。
創造主なる神のことです。
御父と御子と御霊は一つであり、私たちを導き助けてくださる。
そして恵みを濯いでくださる方です。
ヨハネが見た幻も天の御国も、私たちが聞くことができる聖書のみことばも、真の神が私たちを愛して私たちと交わりを持ってくださるということの現れです。
そのみことばのすべての意味を知ることはできないでしょう。ヨハネが記してくれた幻の意味を理解するのは難しいでしょう。
何故なら、神は全能で計り知ることができない大きな方だからです。
私たちは、ここを読み、私たちには知ることができないことがあるのだと、謙遜に受け止め。
そのような全能の方が、私を選び出し愛してくださっていることを喜びたい。
天の御座からイエス様は私を今日も助け導いてくださるのです。
シャローム