「彼が呪いを愛したので それは自分に返って来ました。 祝福を喜ばなかったので それは彼から遠く離れました。」詩篇 109篇17節
正しいさばきと助けは神から来ます。詩人はそれを信じて祈っています。神の助けを待っています。
しかしこの時の詩人は、苦しめられており、その心は悪に刺し抜かれて傷ついています。23節。
詩人は信じています。神はその人の生き方にふさわしく恵みを注いでくださる方であるということを。
ここで、呪いを愛するとは、隣人を呪い、悪しき言葉を吐き出し、悪意のある行動を取る人のことです。
祝福を喜ばなかったとは、隣人の喜びを嫉んだり、祝福されていることを喜ばないということです。
この人は、愛に呪いを返すような人でした。
詩人を苦しめている人たちかも知れません。
しかし神は、すべてをご存じです。
隣人を呪う人は、その呪いがその人に返って来るのです。神がふさわしい恵みとして、その人に呪いを返すのです。
隣人の祝福を喜ばなかったその人は、神に祝福されることがありません。
たとえ多くの富や名声を得たと思っても、それは神の前にほんの一瞬のことであり、直ぐに無くなり取り去られるのです。
本当の祝福を受けることがありません。そして神の御国に入ることも許されないのです。
神は正しい方であり公平な方であり、愛する方です。
主が詩人と共にいてくださり、弁護者となり、祝福してくださるのです。
苦しみの最中に、このように告白するのは難しいことですが、詩人が告白したことばと行動に倣って歩みたいと願っています。
シャローム