「エサウの子の名は次のとおり、エサウの妻アダの子エリファズ、エサウの妻バセマテの子レウエル」創世記 36章10節 (2017新改訳)
アブラハム、イサクと更新されてきた契約はヤコブに引き継がれ、更新されます。
双子の兄エサウは、ヤコブとは違って、異境の神々を信じる人たちの中、また、イシュマエルの子の中から妻を選びました。
契約を担う人にはなれませんでした。
しかし神は、エサウを見捨ててしまったのではありません。
神は、エサウを愛しています。
彼の子孫もまた、増え広がります。
ここ36章の後半には、彼らが首長となって、この地域を治めていく様子が記されるほどです。
まだ、アブラハムへの約束が実現していないとき、エサウの子らは、この地域で力を示していたのです。
そして神はその子らの名前を一人ひとり、覚えておられた。
そして契約の子ヤコブの子らと並べて、聖書に記したのです。
彼らは、神を信じる人ではなかったけれど、彼らが悔い改めて神の元に帰ってきたときには、自分たちがずっと神に愛されていたことを知ることになる36章なのです。
神は罪人が悔い改めて、神の元へ帰って来ることを望んでおられる。
一人一人の名前を覚えて、待っていてくださるのです。
私たちも、その一人です。
場所を地域を越え、歴史を治める全能の方が、小さな存在の私の名前を知っていてくださるのです。
それはなんという喜びでしょう。
シャローム