「主の日は、盗人が夜やって来るように来ることを、あなたがた自身がよく知っているからです。」テサロニケ人への手紙 第1 5章2節 (2017新改訳)
聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、テサロニケ人への手紙 第1です。
著者はパウロです。
テサロニケへ派遣していたテモテが戻ってきてパウロに報告をします。
その中に気になる点があったので、パウロはそれを教えるために手紙を書きました。
入り込んだ間違った教えの一つには再臨に関するものがありました。
再臨の主イエスが再び来られるという、その日が、もう本当に直ぐ来ることを信じていました。
それは正しいのです。
もしかして、2千年という年月が経った現代において、再臨を象徴的にだけ受け止めてしますうなら、それこそ間違いです。
再臨は必ず起きるのです。 主の約束は成就します。
しかしその日は、ここに記されるように「盗人が夜やって来るように来る」のです。
私たちは、分からないのですと、でも直ぐにやって来ますと、答えるのが正しいのです。
しかし当時の間違った教えは、再臨が直ぐにあるのだから、もう、真面目に働く必要もないと、教えます。
自由気ままに、放縦な生活を勧めるものです。
そうではなく、 直ぐにイエス様にお会いできるのですから、その日まで主イエスの教えを守り、互いに励ましあって、信仰生活、教会生活を送ることを勧めます。
他にも間違った教えが幾つか入り込んでいたようです。
それらに迷わされないために、私たちは聖書のことば、福音をしっかり聞いて歩むことをパウロは進めます。
そこには教会の神の家族との豊かな交わり、互いに励まし合うことが大切です。
しかし、同時に明日にでも、主イエスと再会する再臨の日が訪れるのだという思いで、今日を生き、信仰を証しすることが大切です。
主イエスは、盗人が夜やって来るように来るのです。
シャローム