「見よ。主は御住まいを出、降りて来て、地の高い所を踏まれる。」ミカ書 1章3節

ミカ書です。
著者は「誰がヤハウェイ(神)のようであろうか」と言う名前「ミカヤ」の短縮形の名前を持つ預言者です。
ユダを中心に活動し、預言者イザヤと重なる活動の時期があり、相互に関係があったのかも知れません。
そんな預言者のことばは、イスラエルとユダの罪に対する神の告発です。

5節からは、具体的な町の名前が挙げられて、その罪が告発されていきます。
そして当然のこととして、さばきの内容が示され、人々が悲しみ嘆くことが示されるのです。

その最初にミカが告げることが二つあります。
まず「聞け」です。
すべての民族よ聞け、耳を傾けよと告げます。
私たちも、今、聞かなければなりません。

二つ目は、告発されるのがどのような方かを3節は示します。
天を住まいとされる創造主にしてすべてを治める方です。
しかも、その方が天のみ住まいを出て来られています。
地の高い所とは、高い山の上のことです。そこを踏まれます。
それは全地、全世界を治めて君臨されることを示します。

主は今、私たちが住むこの世界に具体的に関わられてさばきをおこなわれるのです。
主のことば、聖書に預言されたことばの一つひとつが今、実現します。
私たちは今、よく聞こう。

シャローム