「主のことばは、混じり気のないことば。土の炉で七度試され 純化された銀。」詩篇 12篇6節

主の助けを求める12篇です。
主のことばに完全な信頼を置く12篇です。

混じり気がない、七度試され、純化されたと言う、3つの表現はどれもが主のことばは完全であることを表しています。
試されるとは、鉄を熱しては叩き不純物を取り除いて強くすることを言います。それが七度もおこなわれるのです。
7とは、完全数ですから、これ以上のものはないことを示します。

ここではそれに加えて、混じり気がなく、純化されたと言う表現を加えて、三重の表現を用いて、完全であることを示します。
完全で完璧で最高な主のことばなのです。
それほど主のことばとは、完全であることを表現して強調するのです。
それはそのまま詩人の主への信頼の証しです。

同時に、2〜4節で語られる悪しき人、罪人のことばはそれとは真逆です。
滑らかな言葉で隣人をだまします。そして、それがばれることもなく、さばかれることもないと豪語するのです。
そしてそのような悪しき人が、豊かな生活をしているのです。
そして誠実な人を苦しめるのです。

それなので、苦しみの中から詩人は、主のことばに頼るのです。
助けを求めるのです。主のことばが詩人を助けます。
私を助けます。

大切なことは、私が、主のことばに完全に信頼をして、信仰を持って聞けるかどうかです。
主のことばを待てるかなのです。
シャローム