「神のみこころは、あなたがたが聖なる者となることです。あなたがたが淫らな行いを避け、」テサロニケ人への手紙 第一 4章3節
ここは極端な禁欲生活を勧めるものではありません。ただ、テサロニケは、性的にも乱れた生き方をする人たちがいることで知られていました。
周りの状況に惑わされないで、そこから離れて神が望んでおられる生き方をするように勧めるのです。
それはイエス様に倣った聖い生き方であることは間違いありません。
しかし、淫らな生活から離れていくことが目的ではないのです。
ここで教えるのは、間違いなく近づいている主イエスとの再会の日、再臨のときまでをどのように生きるかです。
その日には、信仰者はよみがえります。
死んだ者はよみがえり、生きている者も主によって呼び出されてイエス様と会います。
そしていつまでも主とともにいるようになります。
その日までを聖く、そして勤勉に生きるように教えるのです。
何故なら、テサロニケでは、もうすぐ主イエスに会うのだから、勤勉に働くのは無駄なことだと教える人たちがいたのです。
その教えは淫らな生き方とは違いますが、堕落した品位のない生き方でした。
それも避けなければなりません。
主イエスと明日、再会できるかも知れませんが、その瞬間まで信仰者はイエス様に倣った聖さを求め、遣わされた場所で勤勉に働き、神と人に仕えて生きるのです。
苦難や迫害もある中で、互いに励まし合いながら、主イエスとの再会を期待し待ち望むのです。
主イエスは、私たちがそれができるように聖霊を与えてくださっています。
避けるべきを避け、求めるべきを積極的に求めて、主イエスと会う日を楽しみにしたい。
シャローム