「主に私は身を避ける。 どうして あなたがたは私のたましいに言うのか。 「鳥のように 自分の山に飛んで行け。」詩篇 11篇1節

 
 身を避けるのか、それとも逃げるのか。
 ダビデほど、数々の場面で敵に追われ、命を狙われた人はいないでしょう。
 無実の罪で追われ、謀反を起こされて狙われ。
 
 そんな時、ダビデは、その場を離れました。
 自分の力に頼り、武力での解決を求めませんでした。
 その代わりにダビデが求めたのは、主に身を避けることでした。主からの平安でした。
 
 ここでダビデの友人は、ダビデに逃げるように勧めます。
 鳥が、巣のある山に逃げて翼を休めるように、逃げることを勧めるのです。
 しかし、ダビデは逃げるのではなく、身を避けることを選びます。
 それは「主」の前に行き、主の御翼の下に守られることを望むのです。
 
 ダビデは最初に主と、声をあ上げます。
 ただ身をを避けるのではありません。逃げ込むのでもありません。
 主が大切です。確信です。
 主に信頼して、すべてを委ねることを、ここでは身を避けると、声を上げているのです。
 
 逃げるのではなく、委ねていくことをします。
 主は私の避けどころ。実際の生活の中で、実践し続けたいのです。
シャローム