「そしてイエスは子どもたちを抱き、彼らの上に手を置いて祝福された。」 マルコの福音書 10章16節

10章です。

2節から、パリサイ人がイエスさまを試そうと、夫が妻を離縁することは律法にかなっているのかと質問をします。
その後、弟子たちは人々が子どもたちをイエスさまのもとへ連れてくることを叱るのです。
律法を文字通りにしか理解できない頑なな大人とパリサイ人です。
弟子たちもまた、イエスさまが疲れているだろうと配慮したつもりが、一番大切なことを後回しにしてしまうのです。
それもまた、自分の理解に頼るばかりの頑なな姿だと言えます。

しかしイエスさまは、子どもたちのように素直で、真っすぐにイエスさまに近づくことを望まれています。
イエスさまのことばを頭でばかり理解しようとするのではなく、耳で聞き、心で受け止めて、素直にイエスさまに近づきたい。

イエスさまは、この時の子どもたちを抱き、受け入れてくださったように、どんな時でも、私たちを受け止め、受け入れてくださる。
イエスさまの方から行動してくださるのです。
そして祝福してくださるのです。

イエスさまは私に声をかけ、ことばを与えてくださる。
それだけでも大きな恵みです。
そして聞いて、真っすぐに近づく私たちを抱き上げ、祝福してくださるのです。
それは今、生きている私たちも同じなのです。
あなたも子どものようにイエスさまの前へ足を進めよう。
シャローム