「エノシュ、セツ、アダム、そして神に至る。」ルカの福音書 3章38節

23節から、イエスの家系が記されます。
「ヨセフの子と〜」記されますが、これは家長であるヨセフの家という意味ですから、この家系は母マリアの家系図です。
そしてマタイの福音書の1章に記される父ヨセフの家系と重なっていきます。
書き方は、イエス様から遡って記していますから、マタイとは反対の書き方です。

系図は、聖霊によって身ごもり、生まれたイエス様は、神様の約束通りにダビデの家から生まれたことを示します。
長々と人の名前を書き記すのは、神様の約束が変わらないことと、人々に具体的な名前を示すことで、神様は真実な方であることを明らかにするためです。

そして遡った最後はアダムが神様によって命を与えられたことを示します。
これは大切な示しです。

私たちに命を与えて、この世界で生きるのに支えていてくださるのは神様であり。
その神様が、罪人の私を救うために、約束の通りにダビデの家から生まれてくださった。父ヨセフ、母マリアともにダビデの家の人です。
この名前が示されて神が真実な方であり、約束を変えない方であることを確認させてくださることで、ここはただ名前が延々と記されているのではなく、今、私に与えられている永遠のいのちの約束も確かだと、確信と平安と希望を持てるのす。

何よりも「神に至る」との一言が神様に愛されていることを感じる家系図を越えた神様からの手紙だと感じた朝です。

シャローム