「あなたに言う。起きなさい。寝床を担いで、家に帰りなさい。」 マルコの福音書 2章11節
2章です。
4人の友人に寝床ごと担がれなければ、イエスさまのおられた家に来ることもできなかった人に向って、イエスさまは命じました。
起き上がること。寝床を担ぐこと。歩いて家に帰ること。この3つです。
どれも中風へ寝ていた人には不可能と思えることです。
しかし、イエスさまのことば通りに実現しました。可能だったのです。
イエスさまは、罪が赦されましたとこの人に語られたことに対して、喜ぶのではなく疑念を心のうちに持った律法学者に、真実を示すために、このように命じられたのです。
律法学者は、中風の人を見ても、罪のために重い病気にかかった人としか見てくれません。
この人のためには、何もしてくれないのです。
しかし、イエスさまは友人の力を借りてもイエスさまのところに来て癒されたいと求める信仰を見てくださり、また、病に苦しむ心を見て、あわれんでくださったのです。
見ているものが違いました。
それなので、最初に罪が赦されましたと語りかけてくださったイエスさまのことばに、この人は従ったのです。
愛して見つめてくださったので、応答したのです。
私たちは、私を愛して見ていてくださるイエスさまのことばを聞いているでしょうか。
そしてイエスさまの命じることばに素直に応えているでしょうか。
イエスさまのことばに従うということは、イエスさまの愛に愛の応答をするということです。
シャローム