「そのとおりのことが彼に実現した。民が門で彼を踏みつけたので、彼は死んだ。」列王記 第2 7章20節 (2017新改訳)
圧倒的な戦力差、兵士の人数、物資の量を誇ったアラムの軍勢は、主に心を乱されて、一人も踏みとどまることがなく逃げ去りました。
食料も、衣服も武具も捨てて逃げ帰ったのです。
そしてアラムが残した物資によって、包囲されていたイスラエルは豊かに食べることができるようなったのです。
これはすべて神の人であるエリシャが、語った通りです。
すべて主があわれみを持ってイスラエルを顧みてくださり、救ってくださった結果なのです。
そのような恵みと守りの中で、かつてエリシャのことばを聞いた時に、主を侮り、神にも不可能だとまで語った人がいました。
侍従です。彼はアラムにではなく、民の門のところで踏みつけられて死に、主の恵みのパンを口にすることはできませんでした。
民が、救われて食事を取れるようになること。
侍従が、それを目撃して、しかし彼は食べることができないこと。
力を誇ったアラムが逃げ去ったこと。
すべて神がかつて、示された通りです。
そのとおりのことが実現したのです。
主のことばに信頼するか、疑うのか。
私たちしだいです。
しかし、主はたとえ信じる者が一人だけであっても、その一人のために、主のことばを実現してくださる。
主のことばを実現させるのは、全能であわれみ深い主ご自身だからです。
私は、主のことばを全面的に信じて、不可能なことの実現を期待する者になりたいと祈ります。
シャローム