「このことは、ヤロブアムの家の罪となり、ついには大地の面から根絶やしにされることとなった。」列王記 第1 13章34節 (2017新改訳)

主によって遣わされた神の人が、ヤロブアム王の罪を指摘します。
それでもなお、主に背いて、神の人に危害を加えようとするヤロブアムですが、主は、なおも忍耐深くヤロブアムが悔い改めるのを待たれます。
主のことばを伝えた神の人のその後にも、主は厳しく臨まれるほどです。

残念ながら、ヤロブアムは主に前に自分の罪を悔い改めることをしません。
幾つもの罪を重ねたヤロブアムですが、最も大きな罪は、神、主に仕える祭司を勝手に任命して、高き所で用いたのです。
これは偶像礼拝の罪であり、祭司を勝手に任命すると言う、主の召しと派遣に対する挑戦です。

この罪の結果、ヤロブアムだけではなく彼の家の者も、主に背くようになります。
そして主は、ヤロブアムの家をさばくのです。
モーセの十戒で命じられています。
主を憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、主を愛し、主の命令を守る者には、恵みを千代にまで施す。
このことばをよく知っているはずのユダヤ人のヤロブアムでしたが、主に背き、罪を犯し続けました。
その結果のさばきは、自ら招き入れたものです。

主はあわれみ深く、忍耐強い方なのです。
私たちは、主の前に素直で真摯に、主のことばに聞き従う者でありたい。
そして恵みを豊かに、千代先の子どもたちに繋げたい。
私の前にいてくださる主は、怒りの顔ではなく恵みといつくしみの顔を見せてくださいます。
シャローム