「しかし私は 絶えずあなたを待ち望み いよいよ切に あなたを賛美します。」詩篇 71篇14節
9節、18節を読むと、この詩は年老いた詩人の主への賛美の詩であると分かります。
それも若い時から一貫して主を信頼してきた信仰者の告白、詩だと理解できます。
そして詩人はこれまでも苦難を経験してきました。今もまた、試練の中にいるようです。
その上苦しむ詩人を見て、神に見捨てられたとあざける者たちがいるのです。
しかし、詩人の信仰は弱りません。
詩の最後には、年老いた信仰者の務めは若い人、次の世代に信仰を証しして伝えることだと告白するほどです。
詩人の信仰は揺るぎません。苦難の時も喜びの時も変わりません。
その詩人の信仰の中心は14節、15節です。
15節は詩の最後に繋がる、主への証しの言葉です。
そして大切なことは14節の「待ち望み」「賛美します」です。
主を待望すること。
主の救いを苦しみの時ほど、待望することです。
もう一つは賛美すること。
8節では、一日中賛美しますと告白しています。
苦しみの中でも、詩人は賛美を忘れないのです。
苦しみに会っているのは、主に見捨てられたからではないのです。
苦しみの時にこそ、主を待ち望み、賛美することを知るためです。
主への「待望」と「賛美」が私たちにはいつも必要です。
そしてそれを明確に唇に上らせることが必要です。
シャローム