「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」マルコの福音書 1章15節 (2017新改訳)
聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、マルコの福音書です。
四つの福音書の中で、一番短く16章で閉じられています。
直ぐに読み終えることができて、主イエスの地上での公生涯について知ることができる福音書です。
著者はマルコ、ヨハネとも呼ばれていました。
マルコが良く知られているのは、パウロ、バルナバと一緒に宣教の旅をしたこと、旅の途中で私用で帰ってしまったことをパウロに厳しく指摘されたことが使徒の働きの15章38節に、記されていることをあげることができるでしょう。
しかしそのマルコは、年を取ってからはとても有益な働きをする主の弟子となりました。
最後はアレキサンドリヤで殉教したと、伝承が残るほどです。(この殉教地などは定かではありません)
マルコが、福音書で一貫して伝えるのは「神の子、イエス・キリストの福音」です。
マルコは福音を伝え、福音を信じて歩むようにと、福音書で語るのです。
猶予の期間は既に終わったのです。
私たちは決断が迫られています。
時が満ちたのです。
もう、後回しにはできません。人任せにもできないのです。
遠くから隣人が近づいてきて、ついに顔と顔を合わせるように、今はもう、神の国は近づいたのです。
神の支配が隅々まで届いています。
私たちは、これまでの神を知らないと言って、好き勝手に歩んできた日々を悔い改める時です。
方向転換をして、神の顔を拝して、神とともに生きることを望むときです。
私たちが、望むならば、神は赦しを与え、幸いな新しい人生を与えてくださるのです。
その人生は、滅び終わるのではなく、永遠のいのちをもって、神とともに生きる道です。
神の迫りを感じているでしょうか。
ちゃんと答えましたか。
主イエスの恵みと祝福を受け取った喜びを味わっていきましょう。
シャローム